No.7
アラクネ
  • 分布大陸全土
  • 別名女郎蜘蛛、絡新婦(じょろうぐも)など。
  • 分類魔鋏角綱・アラクネ目・アラクネ科・アラクネ
  • 食性雑食。ただし硬いものは苦手。やわらかい食べ物や液体などを好む。
  • 主な職業 服飾関係、狩り、見張り、工作兵、伝令など。その他器用かつ糸の応用性もあり、多彩な職業に就業可能。
概要

  • ○クモの特徴を持つ種族。
  • ○生まれるのは女性のみであり、男性が生まれた場合は父親の種族に準じる。
  • ○そのため、他種族の男性を生殖相手として捕まえることに積極的であり、自らの罠を使うことも辞さない(時折他種族と問題を起こす)
  • ○生殖相手に選ばれた男性も愛情をもって関係を築けば、アラクネは献身的な妻、母になるとされる。
  • ○子だくさんの傾向がある。
  • ○卵生であるが、種族を問わず精を受けて腹部で卵を育成する。亜種によっては背中で赤ん坊を育てる種族も。
  • ○手は2対4本。足は4対8本。そのうち、上半身にある1対の手は触肢であり、一見すると人間の腕のようだが、肢と同じく節がある。獲物を捕らえるために発達したもう一つの腕である。
  • ○多くの魔族と同じく脱皮する。
  • ○カフェインで酔っ払う。
  • ○本種亜種問わずすべて有毒。しかし毒の程度はまちまちであり、他種族を傷つけられるほどの毒をもつのは一部の亜種のみである。
  • ○糸は強靭であり、あらゆる行動を糸を使って器用にやってのける。
  • ○糸で移動する。糸を支点にしてブランコのように移動する。
  • ○上記の理由から、体積に対して体重は驚くほど軽い。
  • ○クモに似た下半身は主に外骨格であり、軽くて丈夫。一方、腹部には糸を作り出す器官が詰まっており、裏からは筋組織、血管なども見える。
  • ○寒さには弱い。
  • ○器用な四本の手と、糸によって服飾関係の職で大成するものが多い。『荒絹縫製』は人魔問わず多く、その製品がアラクネ製だと知らぬまま(あるいは知っても知らぬフリをして)人間領で売る商売にも需要がある。
亜種・個体差

  • ○魔族の中では東にも多く生息している種族。絡新婦などと呼ばれ、とって食われると言われる(主に性的な意味で)
  • ○アラーニャの母は多くの男を篭絡して、犯罪行為に手を染めていたが、むしろこれは種族全体で見ても例外的な行動である。不特定多数と関係を持つようなことを嫌うアラクネのほうが多い。
  • ○糸の使い方、獲物の捕らえ方によって大別される。「営巣種」「移動種」「有毒種」の三種類。どれも糸や毒を用いて獲物、あるいは男を捕まえることに変わりはないが、得意分野が異なる。
  • ○アラーニャは移動種に分類される。
  • ○営巣種には小型なタイプが多い。糸で巣を作るほか、穴掘りが得意なものも。
  • ○有毒種は色鮮やかな体色を持つものが多い。
アラーニャ
  • ○アラクネの中でも特におしゃれ。爪に色を塗るなど見た目に対するこだわりが強い。
  • ○母のせいでこじらせた寝取り趣味があった。
  • ○酒好き。カフェインでも酔えるが、酔うことよりも、美味い東の酒の味を楽しむことを目的としている。
  • ○デザインモチーフはタランチュラ(オオツチグモ科)
  • ○イメージの着想として「タランチュラは毒グモとしていられているが実際に人を毒殺した例はない」という部分。
  • ※魔族はすべて脊索魔族門に属し、背骨が存在します。またすべての魔族が人間と交配可能ですが、生まれる子供は基本的に魔族の血を受け継ぎます(アラクネは例外的に女のみアラクネ、男は父親に似ます)。

    Written by Yoshino Origuchi