No.5
ドラゴン
  • 分布世界各地(ただし現存数は少数)
  • 別名龍、竜など。
  • 分類竜綱・竜目・ファイアードラゴン科・ファイアードラゴン
  • 食性肉のほか、肉体の維持のために特定の鉱物あるいは毒物(ヒ素、硫黄など)
  • 主な職業 基本的に人間や魔族社会に関与しない(スカディは例外)
概要

  • ○世界を支配すると自負する竜の一族。強大な力と知性をもち、ある種の魔術的な力も操る。
  • ○長い寿命をもつ。
  • ○繁殖を重ねて進化していくのではなく、周囲の環境に合わせて体を進化させるという独自の能力を持つ。長寿命もあって頻繁な繁殖は必要としない。
  • ○竜人としての姿になっただけで病弱になることはないが、寿命はドラゴンの場合よりいささか短くなる(それでも1000年近い)
  • ○長い寿命と、他種を超越する力から、無意識に超然とした態度をとる。人に近しいスカディでさえその傾向があるので、他のドラゴンは完全に他種を見下してはばからない。
  • ○ウロコや内臓には、食べた鉱物の成分が含まれているため、非常に頑健。しかしウロコの隙間は、ちょっと丈夫な皮膚程度である。
  • ○尻尾は長く大きい。スカディも尻尾で体のバランスをとっている。
  • ○変温動物の特徴を持ってはいるが、体内で常にガスを燃やしており、高温を維持している。その熱でもって季節や気候を問わず活動をするこができる。
  • ○脱皮はするが、ラミアのように丸ごと脱ぐわけではなく部分的に脱ぎ変わっていく。
  • ○排卵もあるが数年に一度ほど。ドラゴンの卵は超貴重。
  • ○基本的に種族を通して好戦的かつプライドが高い。
  • ○宝石を集める習性がある(鉱物を食する特性からキラキラした宝石などを求める=食欲とコレクション欲が混ざり合っている)
亜種・個体差

  • ○火竜は体内に硫黄や毒物を取り込めるように進化した。また鉱物を食し、それによって内臓をコーティングして体内ガスから身を守る。吐き出したガスに着火することで炎のブレスを吐く。
  • ○毒竜は沼地や洞窟に適応した形態。翼や手足、場合によっては目なども退化する。火竜のように火をつけるのではなく、体内ガスをそのまま吐き出す。それが人間や他生物にとって有毒である。
  • ○水竜は海中に特化する。翼はヒレのように扱う。この場合は鉱物や毒物などは摂取せず、魚やイルカなどが主食となる。
  • ○飛竜は空を飛べる竜に対する俗称であり、種族としての分類ではない。主に火竜が飛行能力を獲得することが多い。また、竜は他の生物の気配を嫌う(体が適応してしまうため)ので、他の生物がいない高空を好む傾向がある。
  • ○ごくまれに人や魔族に近くなりすぎた竜が、竜人としての形態を獲得することがある(スカディのこと)。食性や嗜好は大きくは変わらないが、体が小さくなることにより発揮できる力も減る。
スカディについて
  • ○竜種の中では温和、平和主義、人間好きと、ユニークな性格。人間好きまではともかく、それが高じて竜人に変わってしまうのはスカディくらいのもの。
  • ○体が小柄なのは他種族を怖がらせたくないため、あえてそのように指向した。
  • ○平和主義ではあるが、ドラゴンらしく競争は好き。闘技場観戦も大好き。
  • ※魔族はすべて脊索魔族門に属し、背骨が存在します。またすべての魔族が人間と交配可能ですが、生まれる子供は基本的に魔族の血を受け継ぎます(アラクネは例外的に女のみアラクネ、男は父親に似ます)。

    Written by Yoshino Origuchi