No.3
マーメイド
  • 分布魔族領および人間領の河川、海
  • 別名男はマーマン。女はマーメイド。ほかメロウなど。東では『人魚』
  • 分類魔魚綱・人魚目・深海人魚科・深海人魚属・マーメイド
  • 食性魚、カニ、エビ、海藻(少量であれば陸上の食べ物も)
  • 主な職業 水上輸送、芸能(音楽方面)、ダンサーなど
概要

  • ○下半身が魚に似た種族。
  • ○尾びれは縦に伸びており、体を左右にふって泳ぐ。その泳ぎは硬骨魚類のほか、サメなどにも通じる。
  • ○卵生。ただし卵を外に出すのではなく、腹部で精を受けてから体内で育てる。一度の出産で三つ子、四つ子くらいまでは普通。
  • ○変温動物。水に浸かっているため寒さには強いが、暑さ、乾燥には弱い。
  • ○淡水、海水両方に対応している。塩分調整機能が肝臓に備わっているが、汽水域なので体を慣らさないと最悪ショック死がある。
  • ○深マーメイド科は深くまで潜ることが可能であるが、現在、深海で暮らすメリットはほぼない。深海で暮らしていた一族が浅瀬に出てくることもある。
  • ○体温は低め(20℃前後)人間が触ると暑さを感じるほか、体表面の粘膜が損傷し火傷のようになる。
  • ○人間や他種族ではたどり着けない難所であっても、船を巧みに操作して連れていくことから難所の救い主としてあがめられた。マーメイド側もそれを利用し、高い通行料をとる、あるいは離島に職人を集めて出られないようにして技術を独占するなど、商業に利用してきた。
  • ○メロウ水路街の名物メロウガラスの製法は人魚にのみ伝えられ、他種族の職人に教えられる。これにより技術を独占して高品質のガラスの利益を享受していた。現在は免許制。
  • ○瞬膜があり、水中では半透明の瞬膜を閉じることで眼球を保護する。
亜種・個体差

  • ○個体差は非常に大きい。主に鱗の色などでわけられているが、同じマーメイド科ならば交配も可能であり、様々な色の人魚が生まれている。
  • ○ヒレの形も個人によって大きく異なる。大きなヒレは舞を踊るときに有利とされ、同族の中でも憧れの目で見られる。人魚のダンサーの間では、ヒレの形を重視した結婚なども行われる。
ルララについて
  • ○イエローマーメイドの父と、深マーメイド純血の母のハーフ。模様は父によく似ている(色のモデルは熱帯魚レモンテトラから)
  • ○下半身の形状はジュゴンやイルカといった海棲哺乳類に似ていますが、Zトン先生によればヒレの形状が縦に長いので、魚から進化した設定として組み立てました。
  • ※魔族はすべて脊索魔族門に属し、背骨が存在します。またすべての魔族が人間と交配可能ですが、生まれる子供は基本的に魔族の血を受け継ぎます(アラクネは例外的に女のみアラクネ、男は父親に似ます)。

    Written by Yoshino Origuchi