STORY
|
WORLD
リンド・ヴルム
ヴィヴル山脈の麓に位置する「魔族と人間が共存する街」。中央病院、闘技場、メロウ水路街、中央議会場などがある。周囲を巨大な外壁に囲まれているのは、かつて人間領の要塞都市であったため。
戦争終結後は、スカディによって魔族と人が住みやい街に作り変えられた。リンド・ヴルムの由来は「飛竜」であり、スカディが竜の加護を祈り、街の平和を願ってつけた名前である。壁の外の「アルルーナ農園」「ハーピーの里」「デッドリッチ墓場街」などもリンド・ヴルムの一部である。
キュクロ工房
手先が器用なサイクロプス族の職人が集まる工房。昔は鍛冶専門だったが、現在はガラス製品、陶器、レンガ、木材加工や日用品全般など、幅広く扱っている。
中央病院や診療所で使用される医療器具の製造を行っているため、クトゥリフやグレンは親方をはじめ職人たちとは顔なじみ。メメも一人前の職人になるべく修行している。工房内にある、製品を作るための巨大な機械の動力は、水路からの水を利用した水車が用いられている。
リトバイト診療所
グレンの診療所。戦争が終結した後、元々人間領だったリンド・ヴルムには、多くの魔族が移住して来たため、魔族の患者も増加した。そのためクトゥリフが経営する中央病院だけでは足りなくなり、弟子の中でも特に優秀であったグレンが独立する形となった。だがクトゥリフの後援あっての診療所なので、サーフェと一線を越えることは固く禁じられている。
診療所の性質上「大きな中央病院に行くほどでもない」という病気の患者がやって来ることが多く、グレンたちと世間話などができるのも魅力となっている。
メロウ水路街
北西街区に位置する、水中都市。元々はスラム街だったが、スカディの尽力により水棲魔族が住みやすい街に改修された。
現在は水路街の独特の景観と、その美しさから高値で取引される『メロウガラス』により、現在では大陸中から数多くの人や魔族が訪れる観光名所になった。来訪者はゴンドラで水路を進み、左右に並ぶ露店でお土産を買ったり、人魚たちの歌声やパフォーマンスを楽しむショーを観たりもできる。『恋人の橋』なる、恋愛にご利益があるという眉唾な名所まで存在する。
ハーピーの里
ヴィヴル山の中腹にあり、切り立った崖に挟まれた谷底にある里。
崖の側面には、いくつもの小屋が作られており、その木造の家がハーピーたちの住居である。出入りは翼を持つ者にしかできないようになっているので、他の種族には適さない住環境になっている。また、山頂から冷たい風が吹き込むので気温が低く、寒さに弱い種族にとっても、住みづらい場所である。年老いたハーピーが長老として里をまとめている。
スキュテイアー運送
ティサリアの父が代表を務める大商会。
半人半馬のケンタウロスが牽く「ケンタウロス車」を用いて、人から大量の物資まで様々な物流を担い、リンド・ヴルムの物流の担い手として欠かせない存在となっている。
スキュテイアーの一族経営の傾向が強く、他種族の従業員は少なかったが、ティサリアの発案でハーピーと提携した空輸部門が登場。安さと速さに特化した運送として、事業を拡大した。イリィも「空飛ぶ配達人」として活躍している。
荒絹縫製
大陸中に支店を持つ巨大商会。
主に魔族の着る服を製造、販売している。その種族の特性に適した、機能的かつファッショナブルな衣服を作ることで有名。従業員はアラクネのみで構成されており、その糸から作られた服は絹よりも上質だと評判が高い。リンド・ヴルムにも支社があり、アラーニャは服飾デザイナーとして所属している。
キュクロ工房
手先が器用なサイクロプス族の職人が集まる工房。昔は鍛冶専門だったが、現在はガラス製品、陶器、レンガ、木材加工や日用品全般など、幅広く扱っている。
中央病院や診療所で使用される医療器具の製造を行っているため、クトゥリフやグレンは親方をはじめ職人たちとは顔なじみ。メメも一人前の職人になるべく修行している。工房内にある、製品を作るための巨大な機械の動力は、水路からの水を利用した水車が用いられている。
リトバイト診療所
グレンの診療所。戦争が終結した後、元々人間領だったリンド・ヴルムには、多くの魔族が移住して来たため、魔族の患者も増加した。そのためクトゥリフが経営する中央病院だけでは足りなくなり、弟子の中でも特に優秀であったグレンが独立する形となった。だがクトゥリフの後援あっての診療所なので、サーフェと一線を越えることは固く禁じられている。
診療所の性質上「大きな中央病院に行くほどでもない」という病気の患者がやって来ることが多く、グレンたちと世間話などができるのも魅力となっている。