- 分布魔族領全土(人間領には少数)
- 別名人間領では『濡れ女』
- 分類魔爬虫綱・魔有隣目・ラミア科・ラミア
- 食性雑食(卵が好物)
- 主な職業 製薬、行商(薬売り)、暗殺、夜間活動に関わる職業、高いところにへ移動する職(鳶など)
概要
- ○下半身が蛇に似た種族。男女ともにいる。下半身の模様は個人や家系によってさまざまであり、血族の影響を色濃く受ける。
- ○主な住処は森林や砂漠など。亜種によって各環境に適応する。
- ○水辺にすむ種族も。ウミヘビ型マーメイドと姿がよく似ているが、ウミヘビ型マーメイドは魔魚綱であり、まったく異なる。収斂進化の結果、似た姿となった。水辺にすむラミアはエラ呼吸をしないため区別できる。
- ○尻尾を多用する。第三の手。
- ○独特の温度感知能力を持ち、それによって夜間でも問題なく行動できる。
- ○喉の骨が左右に広がる構造を持ち、それによって卵の丸のみが可能。
- ○涙腺は存在しない。ガラス状の角膜で眼球は保護されている。瞼もある。
- ○舌が長い。人間の二倍ほど。
- ○脱皮をする。下半身の蛇部分の皮をまるごと脱ぐ。二か月に一度ほど。
- ○定期的な排卵を行う。性交のしない卵は無精卵であるため、適当に処理をする。
- ○変温動物であり、体温の急激な変化に弱い(特に寒さ)。リンド・ヴルムの冬は暖炉は必須。
亜種・個体差
- ○アルビノの個体が伝統的に多い。全体の5分の1ほど。
- ○有毒亜種(エキドナなど)が存在する他、多くの個体が毒に耐性を持つ。かつては毒を飲み体内で濃縮することで強力な毒を作っていた。
- ○コブラのような広がった頭部をもつ個体はいない。
- ○体色はアルビノのコーンスネークがモデル。
- ○動きなどはボールパイソンなどがモチーフ。よく下半身を丸めている。
- ※魔族はすべて脊索魔族門に属し、背骨が存在します。またすべての魔族が人間と交配可能ですが、生まれる子供は基本的に魔族の血を受け継ぎます(アラクネは例外的に女のみアラクネ、男は父親に似ます)。
Written by Yoshino Origuchi